BETTERDAYZ

昨日よりも今日、今日よりも明日、より良き日を過ごすために

家族みんなで墓参り

今日は午後から墓参り

毎年この時期に母を連れて片道1時間程度の距離にある先祖代々の墓へお参りに行っているのだが、今年は珍しく弟から皆で一緒に行かないか?との誘いがあり合流する事になった。
母と弟夫婦、そして私達夫婦の5名という初のメンツである。
弟の車を出す事になり、座っていれば良いという楽ちんな道中となる。

墓は街を見下ろす小高い山の中腹にあり、 子供の頃から変わらないロケーションを保っている。緩やかな登り坂を歩く途中に銀杏の樹が並んでいて、下を見ると緑の外皮をつけた銀杏が点々と地面に落ちていたりする。

(昨年は何個か拾って袋に入れて持ち帰り、庭の木の下に埋めたはずだが
掘り返していないのでどうなったかは不明。)

我が家の墓は石質も造りも少し変わっている。
墓石はかなり遠方から、わざわざ運んできたと母が言っていた記憶がある。
なにぶん建立されたのが45年以上も前であり、当時としては立派だったかもしれないが
雨風や降雪にさらされ古びた姿が逆に威厳のある雰囲気をつくり出している。

墓のある一画には近接して親戚関連の墓が3ヵ所あり、順にまわりながら花を挿し
水を掛けてお参りさせてもらうのが通例となっている。
しかし、親戚(殆ど自分は面識が無い)の墓は、お参りする血筋が絶えてしまったのか
ここ何年もの間、他の人に参拝された痕跡を見ることが無く荒れてしまっている。

少子高齢化が加速するこの時代
お墓参りという我が家の慣習もいつかは途絶えるのかもしれない。
亡くなった家族や先祖を敬い、年に一度は墓前で手を合わせるのも大切だと考えるのだが
現実的には未来永続する事は困難だという事実がある。

自分たちがいつまで出来るかわからないし、息子の代でどうなるのかと考えても仕方ない
時の流れに逆らわずに、その時々の選択に責任を持とうと考えている。
なにせ私は長男である。

とまあシビアな流れに話しは進んだのだが
夕方には墓参りが終わって帰宅予定となり、それから皆で近くにある馴染みの寿司屋で
食事会となる。ここは弟が母にクエストして決まった(弟ナイス!)。
ジョッキで生ビールなんかも飲んでいいかな?いいよね

お互いに仕事の関係もあり、なかなか皆で集まる事もなかったので
久々に楽しい会食になりそうだ。